独自開発のノーパンク技術で環境に配慮
シェアバイクに、環境対応のノーパンクタイヤを導入
東京都内などでよく見かける赤い電動アシスト自転車。その後輪に採用されているのが、当社のノーパンクチューブ技術です。実は自転車で多くみられる「パンクのトラブル」として、一般的にはタイヤ内部を発泡材などで満たす「ノーパンクシステム」を採用しています。ただし、この従来のノーパンクシステムには、維持コストがかかるうえに、組み立ての難しさや乗り心地の悪さ、ペダルが重いといった課題がありました。
そこで当社はこれらの問題を解消するため、独自開発の「微細発泡ウレタンエラストマー」という素材を採用。耐久性が高く、長時間の使用でも形状が崩れにくいため、安全で快適な走行が長続きします。さらに振動や衝撃が軽減され、安定した乗り心地と軽快な走行感が得られます。
現在、都内を中心に約3,000台の自転車が運用され、大阪や沖縄でも導入が進んでいます。レンタル自転車事業者にとって、パンクによる維持コストが40%を占めるとも言われており、ノーパンクシステムの導入により、コスト削減と環境への貢献が期待されています。今後、全国の主要都市や観光地への展開も進む見込みです。