モーターサイクル用 低燃費タイヤの開発
燃費性能とグリップ性能の両立した「低燃費タイヤ」を開発中
地球環境保全の重要性が増す中、当社はモーターサイクル用低燃費タイヤの開発に力を注いでいます。この取り組みは、燃費向上によるCO2削減を目指し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するものです。近年、バイクメーカー各社も厳しい燃費目標を掲げており、タイヤはその目標達成の鍵を握る重要な要素です。
タイヤの燃費性能を向上させるには、「低燃費性」と「グリップ性能」という、相反する課題を克服する必要があります。当社ではこの難題に対し、低燃費用コンパウンドの開発をはじめ、タイヤの軽量化や構造の見直し、CAE技術※の活用などを実施。これらの技術により、燃費性能を向上させるだけでなく、操縦安定性や耐摩耗性といったモーターサイクルタイヤとして求められる性能も高次元で両立できるよう目指しています。
当社は自社評価基準を基に、転がり抵抗の測定やグリップ性能、耐久性などを徹底的に検証。燃費性能と操縦性のバランスが取れたタイヤ開発を進めています。
※コンピューター上で疑似的な製品の試作品を作成し、性能をシミュレーションすること